華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
いつもは…
だが今日は、女たちの声に混じって男の声も聞こえた。
……気持ち悪ぃな………。
そう思いながら階段を降りていった。
俺達だけが使う靴箱を抜けると、普段の様に人.人.人。
……はぁ。
疲れる。
俺は、周りを見ないで済むように下を向きながら歩いた。
俺達がグラウンドに一歩踏み出すと、声は一つもなくなる。
静かな中を、ただ歩いて校門近くの車まで行く。
だが今日は………
校門を出たところに女が立っていた。