華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
そんな圭祐を楓はただなんとなく見ていた。
自分とは正反対に、明るく社交的な圭祐。
圭祐を見ていると元気になれるのもまた、楓にとって事実だった。
「楓!!今日さ、バスケしねぇ?」
今日まで午前中で学校が終わりということもあり、帰りに圭祐に誘われた。
「…ばすけ?」
誘われたのはよかったものの、楓にはバスケが何か分からなかった。
「そーいや楓って体弱いんだっけ?」
……うそなんだけど。
昨日、エリカにこのことを聞いてみると、
「ああ、あたしが言っといたんだ!」
とにこやかに答えた。
「でもまぁ体も今は大丈夫なんだろ?
俺がバスケ教えてやるよ!」
圭祐は元気にそう言ってのけた。