華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
「ヤバ…………」
楓が目を覚ますと時計は深夜3時を指している。
リビングに出てみると、調度お風呂からエリカが出てきたところだった。
「あれ、楓起きちゃった?」
「うん。そうみたい。」
二人はかなり久しぶりに向かいあってテーブルに座り話をした。
「学校は楽しい?」
「うん。圭祐とも仲良しだよ。」
「杏奈ちゃん、だっけ?元気?」
「杏奈も元気!あと一年で卒業だーって言ってた。」
「ふふっ、可愛いね。会ってみたい。」
エリカは優しい笑顔で、
楓も屈託のない笑顔で。
深夜にも関わらず二人の笑い声は朝まで続いた。