華〜ハナ〜Ⅰ【完結】
そのあと、俺達は他愛もない話をしながら時間を潰した。
まあ、帰ってもよかったんだけど…
寝ている嘉を起こせるほどの勇気はない。
「れーんー。俺、もう帰んね?李夏‐リカ‐も待ってるだろうし。」
そう、李玖が言った。
李夏というのは李玖の妹だ。
李玖の言葉に時計を見ると、もう9時を過ぎていた。
「そうだな…。そろそろ帰るか。」
「どうする?」
俺の言葉に主語もなく呟いた結都。
たぶん、嘉のことだろう。
「嘉にはメールしとく。起きりゃあ帰るだろ。」
そういうことで、俺達は部屋を、城をでてそれぞれの家に向かった。