「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

【和利side】


「話しって…なんだ?」


真っ直ぐ俺を見つめる赤坂さんの瞳。

「フッ…変わってないですね…赤坂さんは…」


どんなことも真正面から受け止めようとする、その澄んだ濁りのない瞳は、俺の…昔からの憧れだった。


「なに?変わってないって…どういう意味だ?」



「俺のこと…覚えてないですか?」



俺はまだ、ちゃんと覚えてるのに…アンタのことを…覚えてるのに…。




悲しげに赤坂さんを見つめると


「和利…ヤッパリ…あなたが負けたくないって思ってたって話してくれた人は、赤坂さんだったのね…」



そう茜が、力無く呟いた。



「茜…そうだよ。赤坂さんだよ。ずっと憧れだった…ガキの頃から、ずっと…」



< 154 / 372 >

この作品をシェア

pagetop