「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「だからって!!赤坂さんにはなんの罪もないじゃない!!」


茜の叫び声が頭に響いてきた。


確かに…茜の言うとおり。赤坂さんに罪はない。



「そんなこと…俺だって分かってるよ…けど…忘れられないんだよ!!


アンタに…赤坂さんに振られてずっと泣いてたアイツの涙を…忘れられないんだよ!!」



ずっと泣いてた…。


アイツがどれだけ赤坂さんの事が好きだったか知ってたから…。


ずっとアイツのそばにいたから…。




「彼女は…今は…どこに…?」



大きく揺れる赤坂さんの瞳。


「思い出したんですか?」


そう聞く俺に、あぁと頷いた。



そっかぁ…思い出したんだ…。


「もう…いないっすよ…」


「えっ?」



「もう…アイツはこの世にはいない…。アンタから振られて三日後…事故で天国にいっちまったよ」



皐月…赤坂さん…覚えてたよ。お前のこと。少しは…嬉しい気持ちになれたか?皐月…。



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