「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
【茜side】
そう。分かってた。人の心は、簡単に変えられない。変えられないよ。
あたしが、和利を嫌いになれないように
和利が、皐月さんと沙織を忘れることなんて…できるはずがないじゃない…。
この一週間。うぅん。セフレの頃からずっと悩んでたもの。和利が、あたしを愛してないって事実に、ずっと苦しめられていた。
髪も切ったりして、何度も和利を忘れようとした。嫌いになれたらいいのにと何度も思った。
けど…無理だった。
嫌いになることなんて…できるなかった。
「和利…あたし。もう、和利から逃げない。和利から逃げないよ」
「茜…」
「あたし、あなたから離れない。もう、決めたから。あなたが、あたしに振り向いてくれなくてもいい。
あたしが…あなたのそばにいるよ」
それが、あたしが出した答えだから。
「もう…離れたりしない」
そう言ってポタポタと子供みたいに泣く和利を抱きしめた。