「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー

「なんで?」

あまりの驚きで、重たい頭をもたげて上半身を起こそうとすると「寝てろよ」と微笑みかけたカズくん。



その笑顔は、大好きだった変わらない笑顔で…懐かしくて、思わず泣きそうになった。


あたし…いつの間に涙脆くなったんだろう?



「沙織?」

その声も懐かしい。カズくんとは辛い思い出はあったけど、楽しい思い出もちゃんとあったんだ。


初めて付き合った人だったから…。


「大丈夫。ごめん。それより…どうして?」



こうしてカズくんと会うのは何年振りだろう?カズくんとは別れた後全く会ってなかったから


今、どこで何をしているのかも、何も知らないんだ…。



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