「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
「俺、これでも結構女の子達に人気あるんだけどなぁ」
知らなかったなんてショックと、髪をクシャとしながらおどけてみせる仕草も、何も変わっていなかった。
「それにしても驚いたよ。久しぶりに沙織を見つけて声かけようとしたら目の前で倒れるしさ」
そっかぁ。あの懐かしい声は、カズくんだったんだ。
「それでそばにいてくれたの?」
「あぁ、まぁな」
照れくさそうに笑うカズくん。
「ごめんね。ちょっと、疲れちゃったのかな」
そう言って、苦笑いするあたしの膝の上に置いていた手を、カズくんの手がソッと重なった。
「えっ…?」
突然のカズくんの行動に思わず自分の手を引っ込めようとしたら、余計に力強く握りしめられた。
「ど…したの?」