「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
あたたかい…。
こんな状況なのに、まるで心までも赤坂さんのぬくもりに包まれているようで…恐怖で震えていた体の力が次第に抜けていく。
心地いい…。このままずっと赤坂さんのぬくもりを感じていたい…。
次第に薄らいでいく視界。まだアルコールが残っているせいか朦朧とする意識の中
赤坂さんと早咲さんが何かを言い争っている声が聞こえる。
どうしてこんなことに…と頭の中で誰かが叫ぶ。
これが全て夢ならいいのに…。
あったかいぬくもりに包まれて、意識を手放す寸前
ガチャッという物音と共に、不意に聞こえてきた
「和利…!?どうして…こんなことを!?」
悲しみに満ちた誰かの声…。
この声…茜…?
分からない…。
「田崎さん!?」
「沙織!?」
誰かが名前を呼ぶ声が聞こえるなか、あたしは意識を手放した。