すきま



いやだ、なんかこれじゃあ

別れるみたいじゃん…。



……なんて




『別れよう』



「何で」って聞く、自分の声が震えてる。


だって、ねぇ………。



『………ごめん』



そんなんじゃわかんないよ。



気付けば、

教室に一人ぼっちで立ってた。



あなたの名前が聞こえて

窓から外を覗けば、


あなたは他の子と一緒で。



馬鹿みたいに泣きじゃくった。



何で、何で。


何がいけなかったの?

何が駄目だったの?


ねぇ、何で。



別れよう、なんて突然いわれたって、

そんなの、すぐに諦められないし。



「馬鹿ぁ…っ」



いつかまた、


あなたと幸せに暮らせると思った


あたしの馬鹿。




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