俺の愛を、お前に捧げる
「おい、恭祐。それってどういう……」

「あ、さ~て!!こんなとこにいてもなんだし、3人でぱーっと遊びに行きますか!?」


俺が最後まで言う前に恭祐によって遮られた。


でも確かに。

恭祐の言うとおりだ。


市之瀬だっていつまでもこんなとこにいたってきっとつまらないだろう。


「霧島君と西口君は、仲がいいんですね」

そう言って市之瀬はクスッと笑っていた。


「やっぱり!?俺ら親友だからさっ!!」

そう言って恭祐は俺に飛びついてきた。


…きもっ

俺は恭祐を軽く睨んだ。

恭祐は拗ねたように「素直じゃねえなあ~…」っと呟いていた。


そんな俺達を優しく微笑みながら市之瀬は見つめていた。



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