俺の愛を、お前に捧げる
「恭祐は心配するな。それと、俺は市之瀬にとってやりたい。それじゃ駄目か?」

そう市之瀬を見つめて伝えると市之瀬は首を左右に振った。


そんな市之瀬が可愛くって俺は照れを隠すためUFOキャッチャーの方をむき直した。


100円を5枚入れると3回出来ると書いてあった。

なので俺は500円分いれUFOキャッチャーをスタートさせた。


「~♪~♪」

変な音楽がなりはじめた。


俺は1番手前にあったぬいぐるみを狙ってみた。


だが持ち上げれたは持ち上げれたが、動いたと同時に落ちてしまった。


「欲しかったですねー…」

「そうだな。でも次とるから」

そう言って俺が微笑むと市之瀬も笑ってくれた。




ドクン――。ドクン。



…また心臓が

はねやがった。



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