桜並木の話
手紙

「藤岡君・・・あの、これ・・・」

彼女から差し出されたそれを俺は反射的に受け取った。


「・・・あの、」

彼女は言葉を続けようとしたが、俺の隣に人が居るのを見て口を噤んだ。


「・・・じゃあ、私はこれで・・・」

そう言うと彼女は足早に去っていった。
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