☆男目線☆ 【完】
「そのまま足をバタバタと動かしてみて。」


私は麗に言われた通りに足をバタバタと動かしてみた。


「瑠羽ちゃん泳いでるよ!!」


『本当!?』


私は一生懸命足を動かしていた。


「じゃあ手離すよ?」


麗はゆっくりと私の手を離した。




怖いッッ―…




―ゴックン




『ゔッッ、ケホッケホッ』


私は海水を少し飲み込んでしまい、その場で吐き出していた。


「大丈夫?」


麗は眉を下げ、心配そうな面持ちで私に問い掛けた。


『ゔー…大丈夫…』


まだ一人で泳ぐのは難しいのかな……

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