☆男目線☆ 【完】
麗が後ろを振り向き、身を乗り出してきた。


「僕瑠羽ちゃんの隣がよかったのにーッッ」


麗が小さい子供のように駄々をこね始めた。


可愛いーッッ!!
だけど、多分翼と麗が五月蝿くするから秀はこの2人を前にしたんだろう。


『麗?飴ちゃんあげるから大人しくしてなきゃ駄目だよ?』


「分かったぁ〜。」


単純だな。
まぁそこも可愛いんだけど。


ふにゃぁとした可愛い笑顔を私に向けた後、麗は前に座り直した。


横を見ると、竜也は眠っていた。


『早ッッまだ発車して10分しか経ってないよ…。』


私も寝ようかな…。


私はゴトゴトとバスが揺れる中、目を閉じ眠りについた。





――――…
―――――――…




「るーうーちゃーんッ」


パチッ


『ん…。』

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