☆男目線☆ 【完】
「とっとにかくお前が女装して付いてきてくれれば良いんだよ!!」


まぁ、瑠羽の女装姿も見たいっていうのもあるけど。


こいつ女顔だから絶対似合うな。


『もう女の子一人一人に思わせぶりな事しないって約束できる?』


瑠羽が条件を出してきた。


思わせぶりなこと…


俺は気付かずに女共が調子に乗るように促していたのか?


自分の行動を見返しても何が悪いのか分からねぇ…。


瑠羽がいれば自分が変われる気がする。


「わ、分かったよ…。」


俺は条件をのんだ。


『ん♪偉い♪』


瑠羽は俺の頭を撫でてきた。


「//////」


やべー…俺今めっちゃ顔赤いよ…。
何照れてんだよ俺…。


相手は男だぞ?


『ん?隼人、顔赤いよ?熱でもあるの?』


瑠羽が俺の額におでこをくっつけてきた。


「ばっ////バカッッ近づくんじゃねーよ////暑いだけだって!!!」


触れたところが熱を帯びて赤くなっている。


『そう?じゃあのど飴あげる♪』


こいつどんだけ鈍感なんだよ…。
しかものど飴って…
可愛い過ぎんだよ/////


「……ありがと////」


俺は照れながら言った。


口の中にのど飴を含む。


ミントの香が口の中に広がって、ひんやりと舌を冷やす。


たった一つの飴玉でも瑠羽から貰うものは特別に感じる…。


俺どうしちまったんだよ…。






――――…
―――――――…
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