【完】UNBALANCE/チャラ男とお嬢
校舎を出て、湊太くんの後を着いていくと
湊太くんはワゴンタイプの軽自動車のドアを開けた。
「きたね−けど。わり−な」
確かにちょっと…ワイルドな感じ。。
荷台にはク−ラ−ボックスやら釣竿やら、新聞紙やらスコップやら……
助手席に乗ると、密室に二人って感じがして、
またドキドキしてきた。
湊太くんは車を動かした。
「急にきたから、超びびった」
片手で短い頭をくしゃくしゃっとした。
その姿になんかうれしくなった。
「小学校の先生になったんだね…びっくりした」
「ああ…
俺何ができるかなって考えて…
子供好きだし、なんか小学校の時にすげ−いい先生がいて、
俺も先生になりて−とか思い始めたら…気合いだよ!
香澄が頑張ってんの、いろんなところから聞いたりしてたから。
俺も負けらんね−て。
今、頑張れてんの、香澄のおかげだよ。
ありがとな」