私の彼氏は小学生!?
「えーと……君は…?」
こいつが…
和泉さんの友達……。
前に映画館で一緒にいたヤツだ……。
前にも思ったけど、すごくイケメン。
「こんにちは。
井澤 絢斗です。」
俺は自分の名前を言った。
一応……ね…。
そうすると目の前にいる男は俺に向けていた視線を外して、和泉さんに向けていた。
その顔を見る限り、えっ?と言う顔。
でも…ちゃんと言うこと二人で考えたし、大丈夫…。
和泉さんは期待を裏切らなかった。
「この子は弟の友達で、弟が他の子の家に遊びいっちゃって連れてきたの…。」
ちゃんと言ってくれた…。
「へ、へぇ…
そっか……あ、絢斗君?
よろしくー……。」
明らかに顔ひきつってますけどー…。
まぁいーや…
・・・・・・
「お願いしますねっ」
俺は満面の笑みをそいつに向けた。
だって…
絶対ライバル…だし…。