私の彼氏は小学生!?
「今度、プレゼントするねっ?」
「えっ!!
いいよいいよッ!
悪いからっ…」
プレゼント……?
早河は高校生だからバイトができて、自分が稼いだ金でプレゼントできる…。
でも……俺はまだ小学生で、バイトが出来ない年齢で…。
悔しい……
俺だって…自分で働いて稼いで和泉さんにブレスレットプレゼントしたいのに……
「遠慮しないで?
俺一応バイトしてるし!」
もうしてるのか…
「うーん……」
和泉さん…もらわないでよ……。
「絢斗君も何か欲しいのあるの?」
梓は絢斗の背丈に合わせて優しく聞いた。
これって…
チャンスなのかな……
「俺もいいんですか?」
梓はコクンと頷いた。
じゃあ…
「和泉さんとお揃いのブレスレット!」
俺がそう言うと早河は一瞬目を細めた。