あなたが教えてくれたもの
チャラ男の正体

どうしてこんなめに・・・


それとともに教室が一気にざわつき始めた。女子数人はアイツを取り囲んでアイツにイロイロと質問していた。『彼女いますか?』とか『何歳ですか?』とか『好きな人いますか?』とかみんなアイツに好意を持ってるバレバレの質問をしていた・・・

バチツ

ふとその時アイツと目が合った。私は直ぐに目を逸らした。


なんで目とか合うかなっ本当最悪っ目合うのはもともと苦手だけどアイツはなんか別の意味で苦手だ。なんか全てを見透かしてそうなそんな目だから・・・

「長野っ」

私は名前を呼ばれたのでアイツのほうを見た。もちろん目は見ずに・・・

「俺準備室行くからお前荷物持ってまさか忘れたとか言わねぇよな?」

アイツは意地悪な笑みを浮かべながら私に言った


あっすっかり忘れてた・・・そうだっ荷物持ちがあったんだった
本当今日は朝から災難続きだ

「忘れてませんよっ今行きますから」

私は忘れてたのを隠そうと冷静にアイツに言った

ガタッ

私は直ぐにアイツのほうに行き荷物を奪った。回りにいた女子達は私をものすごい形相で睨んでいた


こっこわ!!いくらなんでもこんだけの人数に睨まれたらいくら私でも怯む


私はそそくさに数学準備室に向かった



スタスタスタスタスタスタスタ



あっありえないっ本当に怖かった・・・なっなんで私が睨まれなきゃいけない訳睨むならアイツ睨めっ私に頼み事したのはアイツなんだから・・・本当録な目にあわないなやっぱ・・・


そんなことを考えているうちに準備室に到着した


あっもう着いたんだっ早く荷物準備室に置いて教室戻ろ

「先生一応荷物机の上に置いときますね」


私はアイツにそう言って直ぐさま準備室に入り荷物を机の上に置いた



よし早く教室戻ろ・・・面倒な目にあわないうちに

「じゃあ私はこれで・・・それじゃあ失礼します」


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