出来ちゃった恋愛
店長に聞いたら普通のバーを紹介してくれた。



夜は2時までで気まぐれ営業らしく。



週4開いてればマシな方だとか。



電話で話したら即OKをもらい、明後日から来てくれと言われた。



「俺の友達だから」

「こっち終わったら直で行けば間に合いますよね」

「場所教えてやるよ」



昼休憩に店長に教えてもらった隠れ家的バー…。



雰囲気は超いい感じ。



「天理(テンリ)、入るぞ~」

「んにゃ~…。気持ちわりぃ~…」

「また二日酔いかよ…。連れて来た、コイツが咲都」

「イケメ~ン。今時~。女受けよさげ~…おぇっ…」



この人大丈夫かよ…。



天理さんと呼ばれたその人は黒髪に無精ヒゲ…。



カッコイイであろうバーテンダーの服がだらしなく着崩されていた。



ちゃんとしたらかなり男前な感じ…。



「見たまんま、今日は動けねぇから店は休みってわけ」

「なるほど…」

「店のマスターが潰れてどうすんだっつーの…」



不安要素たっぷりだ…。



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