出来ちゃった恋愛
目が覚めたらサキが隣にいて、取り合えず蹴り落とした。



「いっ…てぇな!!なにすんだよ!!」

「あ、あんたが隣にいるんじゃん!!ビックリするっつーの!!」

「だからって落とすなよなぁ~…」

「ごめんっ…痛い!?」

「腰打った~…」



眠たそうなサキが立ち上がり、腰を摩りながら部屋を出て行った。



怒らせたかな…。



そう思ったのに、帰ってきたサキはなにも言わずに着替え初めて…。



腰のタトゥーを初めてマジマジと見た…。



「コレなに?」

「俺の花」



サキらしくないけど、なぜかちょっとセクシーに見える…。



エロい体…。



コイツとヤったのかと思うと顔が赤くなる。



「あたしらって…キスした?」

「してねぇよ、たぶん」

「本当に順番メチャクチャだね」

「だから今するかって聞いたのに」

「してもいいよ?サキなら」

「ぶっ!!やめろ、気持ちわりぃ…」

「サキなんか死ねばいい」



ほんのちょっと、サキを好きになってる自分に気が付いた。



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