ひとかけらの恋
「あっ!えっと!!…糸井美晴です。呼び方は…呼びすてでいいです。」

パチパチパチパチ…。

あぁ…。疲れた。

顔が赤くなっているのが、自分でもよくわかった。

全員の自己紹介が終わった後、各班で班ポスターを書くことになった。


「あっ!実菜じゃん。」

私が同じ班になったのは、小学校からの友達の実菜だった。

「美晴と同じ班だと嬉しいな♪」

実菜は嬉しそうに話し始めた。

「なぁ。誰が班長やんの?」

男子がペン回しをしながら聞いてきた。

「ここは男子でしょ!!」

実菜が男子達に向かって言った。

「えー、俺らー?」

男子4人が同時に言う。

「しょうがねぇ…じゃんけんやるぞ!!」

「おう!」

「じゃんけん…ポン!!」

3人がグーで、1人がチョキ…。

「じゃあ石垣が班長ね♪」

実菜はそう言いながら、ポスターに名前を書き始めた。

「え゛ー、ちょっと待ってよ!」

石垣が嫌そうな顔で言った。





< 15 / 488 >

この作品をシェア

pagetop