ひとかけらの恋
ザァァァァ…。


桜も散り、早くも入学式から2ヵ月。

梅雨の季節がやってきた。

この時期はとても蒸し暑くて気分が悪い。


今は6限目の授業で国語だ。

この時間は、クラスの大体の人が寝ている。

ふぁ~あ。

もちろん私も眠くなる。


ザァァァァ…。
カッカッカッカ…。


教室には雨の音と、黒板に文字を書くチョークの音が響きわたる。
あぁ…だめだ。
目がふさがる…。

とうとう目をふさいでしまった。


キーンコーンカーンコーン

ビクッッ!!!!


「はい。じゃあ今日はここまでにします。」

…びっくりした。いきなりチャイム鳴るから。

今ので眠気もすっかりふっとんだ。

「室長さん、号令して下さい。」

しーん…。


ん?号令がかからない。…まさか。

みんなが一斉に室長の方を見た。


「スー、スー、スー…。」

みんなが見た先には、気持ちよさそうに寝ている室長の姿だった。

「…誰か室長起こしてくれ。」





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