繋ぎたい愛

『彩花さん!!彩花さん!!』


「電話かわりました、七海の母です。海翔くん?電話して来てくれたのね。ありがとう。」


『あの…、七海は…?』


「七海は、天国に逝っちゃったの…。」


『おばさん!!!!悪い冗談は止めて下さい!!七海に代わって下さい!』


「海翔くん……、ごめんなさいね」


『早く……七海に代わって下さい…。』





海翔の目から涙が溢れ出していた。
夢と現実の狭間、七海が死んでしまった現実を信じたくない海翔。
とめどなく溢れ出す涙が、現実を少しづつ受け入れている。







"夢なら…もう覚めてくれよ…。"

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