君が隣にいる意味を教えて


「世界のテキストなんだけど、飛び飛びだからメモの用意してもらっていい?」


「あーちょっとまって。―いいよ。」


心の中で深呼吸。


「p98~p106」


「えっと…p98~…もう一回言ってもらっていい?」


プッ


「p106」


私はつい笑ってしまった。


なんて間抜けな奴なんだ。


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