夜の街、蝶が舞う






「……赤ちゃん?」




「うん…


あのね、もしかしたら

皆瀬くんの子供じゃないかもしれないしね……」




「…本当?」



「今日病院行ってみる」




「もしいたら


………産む?」




「…わかんない」



なだかわからないけど
心からあたたかいものが

上がってきた。



涙がでそうだ。






-ふと、


皆瀬くんが頭を撫でてくれた。




「皆瀬くん…」



「美里が考えればいいよ、


俺はちゃんとサポートする」







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