ノラネコに首輪




「前から思ってたけどユキって結構妄想するよね」



そうやって一人で考え込む。

シュウはそういって唇の端をクイっと上げて私のおでこをはじいた

そんなこと・・・ある?



「・・・・・・嫌いにならない?」

「なるわけないし」

「じゃあ名前呼んで?」



さっきは予想外な告白だったから。
もちろん、すっごく嬉しかったけど。

さっきからさりげなく呼ばれる名前も嬉しいけど。

もっと言ってほしいの!



「ユ・キ?」

「・・・シュウ!エッチしたい!」

「・・・・・・ユキってそればっか。でもオレ好きだよ、そういうところも」

「私はシュウのエッチが大好きだよ」



だからいっぱい抱いて?
その分、私の名前を囁いてね?シュウ。

私の唇にキスをして、頬にキスをして、耳にキスをして、首筋にキスをして、鎖骨にキスをした時にシュウが言った

ユキの肌の色って白いよね。多分、中身も。

その言葉はちゃんと分からなかったけどシュウが私の中に入った時の

オレ色に染めたくなる。

と同じ内容だよね?
やっぱい胸がいっぱいだよ。頭の中も
シュウでいっぱい。


私、シュウが大好き。






えんど*
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