本当の幸せ探し
次の日も
その次の日も
彼は屋上にくるようになった。
「名前なんていうの?」
「優斗」
「あったしはー明音っ」
「お前の名前なんて
聞いてねーよ。」
「ひどい。」
「明音かあー
どんな字?」
「明るい音っ」
「へえー」
「反応薄っ
なんかもっと
こーさー
リアクションてかっないの?」
「そーゆー
お前はなんなんだよっ
文句ぶっちゃけすぎ」
「そんなんじゃないよ」
「どんなんだよ」
「しつこすぎだよっ
でもそーやって
モジモジしてるから
彼女さんと
微妙な関係なんだよ」