君想論 〜2人のサヤカ〜


―職員室―




現在、何故か板倉先生のデスクの前に立たされている。


オレ、何か怒られるような悪いことしたかな……??

桐野くんに身に覚えはない。


「で、何の用ッスか……??」

「あぁー、実はな、梧さん、の、こと何だけど、な」モゴモゴ


美味しそうな弁当を美味しそうな顔をして美味しそうに食べている板倉先生が美味しそうに口をモゴモゴさせながらオレに話かける。

嫌がらせかしら……??


「梧について……??」

「そうそう、梧さんが、みんなと、少しでも、同じく、学校生活、を、送れる、ようにな、ちょっと、協力、し、て、欲、し、い、ん、だ、よ」モゴモゴモゴ


まぁ、美味しそうなお弁当。

そしてサヨナラ。

オレのベーコンエッグパン。


「協力って……何をさせるおつもりでございましょうかね……??」

「いやいや、大したことじゃないよ。私も障害者の生徒を持つのは初めてだからねぇ〜。どんなことをしてあげたら梧さんの為になるのかを色々と考えてみたワケよ」


お願いだから、手短に済ませてね。

早くしないと桐野くんの大好きなカレーパンまで売り切れちゃう。


_
< 29 / 249 >

この作品をシェア

pagetop