私のペットは俺様わんこ。
『おーい、学校はぁ?』



あたしはくぅ汰をベッドから落として
この暑い夏に布団にもぐりこんでいた。



「休むっ」


『は?行けよな』


「やっ!こんなので行けないっ」



目の周り腫れてるし
なにより精神状態がグラグラで
いつ泣き出すことやらっ!



『…添い寝してやろーか?』


「いらないっ」


『…なんで。』


「1人で寝るからっ」


『寂しいくせに』


「寂しくないっ」


『強がり。泣き虫。馬鹿。それから―…』


「やめーいっ!」



布団から飛び出してくぅを止める。



『お、元気なった』
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