シンデレラ~あなたが羨ましくて~
お城の中はとても綺麗で美しかった。


「2人とも、王子に気に入られるようにね?」










「そちらのオレンジのドレスのお嬢さん、王子とお話でもしていただけませんか
?」


話しかけたのは王子の召使いの老人だった。


「…なぜ…私なんかが?」


「実は王子はあまり結婚に興味がありません。何とかしようと舞踏会を開いたの
です。
会場内を見た様子ではお嬢さんが一番お綺麗ですので…」


「私は…中級貴族ですよ?王子様の話し相手なんて…それに私より綺麗な王族の
方がこんなに…」


「はっきり申しますと…皆さん整形や化粧で誤魔化しておられるので…。
来ていただけますよね?」


「私でよろしければ…。」







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