シンデレラ~あなたが羨ましくて~
「そんな…こと…ないわ。だって…私は…私は…。そうよ…貴女に何が分かるの
よ!」


「分かるわよ…。
私は出来損ないだから…人を信じれない…。
毎日が怖くて…。
明日がくるのも怖くて…。
最初…私もシンデレラを嫌いだと思ってた。
でも…私も…結局は逃げてただけなのよ。
認めるのが怖かった…。
ただ…それだけ…。」


「…貴女は…出来損ないなんかじゃ…。いつだって私の自慢の娘だったわよ…。
近所の人にもいつも誉められて…。」


「だって…
取り柄も何もない私を愛してくれる人なんて居ないじゃない…?
ましてや、私は人並み以下の能力しかなくて…
今…この私があるのは…人一倍頑張ったからよ…。
…ねぇ…?
もし私が自慢の娘じゃなくても愛してくれた?
ねぇ…?
何も出来ない私を愛してくれた…?」


「…もちろんよ…。例え貴女が何も出来なくても貴女は大切な…私の娘よ。」


「冗談よ…。
でも…ごめんなさい…。
その言葉も信じれないのよ…。」


「…本当よ!信じて…?」


「…出来ないのよ…。
私は…信じることが…出来ないのよ…。
皮肉よね…?
私はどんなにお母さんを愛していようと、
お母さんを信じることが出来ない…。」

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