君が好き☆
亜美

翔遅いなぁ~…。

「亜美ちゃーん♪ジュース飲む?」

「あっ、はい」

ガチャ。

「あっ!翔?おかえりーニコ」

「…おっおう…」

…ん?なんか変…。

「あっ、そうだ…はい亜美」

コンビニの袋をあたしに渡す。

中には…。

「苺プリン!!」

あたしの大大大好物の苺プリン!!

「何で知ってんのぉ~?!」

「いや別に///」

「お姉ちゃんを差し置いていちゃいちゃしないでよぉ~」

「えっ///すいません…///」

…あれ?何か翔…。

「…っ?どした?俺の事じぃーっと見て…」

「…見とれてたんだろ?ニヤ」

…っ///黒王子のばかぁ~~~////

「どうせお姉ちゃんなんてお邪魔ですよ~グス」

ああっ!お姉さんっ!
部屋のはじっこで“の”の字書かないでくださいっ><

「うんお邪魔だ」

わああああああ!黒王子っ!言っちゃダメぇぇ!!

「うおっ!ひどーい~…亜美ちゃぁ~ん翔がぁ~」

ぎゅっ。

「わぁっ?!」

「あっ!姉ちゃん亜美に抱きつくなっ!」

「へへーんだ」

ぎゅぅうう。


「おっお姉さんっ…」

「あれっ?魂抜けたっ??」

「…ぅうう」

「わっ!亜美?!」

「はーい“亜美ちゃんの魂取り戻せ”大作戦~」

「は?」

「翔~♪亜美ちゃんにきーすっ♪」

「んなあっ///いやっちょっと///」

「いやなんだ~~」

「嫌じゃねえって…ただ今のこの口じゃやりたくねーっていうか…」

「…そっか…じゃあ寝かせておこっか?」

…ん…かすかにお姉さんと翔の声が聞こえる…。

…なんか眠くなって…きた。
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