甘くも苦い誘惑に溺れて


俺の腕の中で感じるお前を見てまた、加減きかなくなりそうだった。



今回は失敗しないと思っててもな体が興奮しちまって…制御するのに、必死だったな。



何度抱いても足りないぐらいお前が欲しくてたまらなかった…。



どれだけ抱こうが、心が満たされねぇのは…お前は俺を見ていないから…。



お前は拓也のものだから…。




「…恭也」




偽名を呼ぶ声を聞くと、たまらなく虚しかったりしたな…。



己が選んだ道なのにな。



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