甘くも苦い誘惑に溺れて


優菜…無理矢理お前と会った日。



夜景を見に行くつもりなんてなかった、本当はな。



会ってすぐそのまま、ホテルへ連れ込んでやるつもりだったんだ…。



でもお前を見て気が変わった。



一週間振りに会った姿は…俺には…病んでいる様に見えた。



疲れきっている様に…見えた。



そんな姿を見て…



ホテルどころじゃなくなった。



何か、力になりたいと思ったんだ。



< 192 / 340 >

この作品をシェア

pagetop