甘くも苦い誘惑に溺れて


「…はぁ」




空港に着くとロビーの椅子へと座りぼーっと辺りを見回した。



どこを見ても外人ばかりで私が本当にニューヨークまで来た事を思い知らされる。



結局私…何しに来たのかわからなかったな…。



彰ちゃんと会って話しをする予定だったのに…。



いざ本人を目の前にしてしまったら…話し所かまともに視線を合わせる事すら出来ず…。



結局私…逃げてしまったのね。



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