甘くも苦い誘惑に溺れて
「…んな体で何言ってやがる。…もう少し回復してからにしろ」
彰ちゃんは私の体をそっと寝かせると私はぐっと彰ちゃんの手首を掴んだ。
「…お願い…会いたいの。私なら…大丈夫だから…」
彰ちゃんの瞳を見ればすぐにわかった。
拓也は私と違って…大丈夫じゃないって事が…。
拓也…どこにいるの?
私だけ彰ちゃんと一緒にいて拓也だけ一人でいるなんて…そんなの嫌…。
拓也…待っててね。
すぐ傍へ行くから。