ピンクローズ〜君と私〜
今までたくさんの女の子とエッチもたくさんしていたと思う。

こんな私のような女の子何てたくさんいる。

彼は世が明けたら別人に変わる。

酔いも覚めて私を忘れる…
忘れる…?

彼が私を抱き締める。

私達は店から出て外を歩いていた。

そして路上で抱き合っているんだ。

見ず知らずの他人に。

そして彼の唇が私に近づく。

だめ!!

私は彼の足を思いっきり踏みつけた。

『足を踏んでるケドいいの?』

私は恐る恐る聞いてみた。
でも彼の行動は止まらなかった。

私は顔を必死で彼の唇からそらした。

ここでキスをしたら私は永遠に眠り続ける。

そう、彼の唇は毒。

口付けを交わしたら、もう彼とは会わないだろう。

それは見えていたから。

『おーわり♪♪』

彼はそっと私の首に口付けをすると私からパッと離れた。

そして寒い夜道を手を繋いで歩いていた。

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