灰かぶり姫 -spinoff-
そしてもう1つの日課。



―ピンポーン



「はーい」


「あ、おばちゃん。俺ー」



家に帰ってから飯を食って風呂が済むと俺は隣に住む美由紀の家へと向かう。



「あぁ、雪ちゃん。ちょっと待ってな」



中から鍵を開けて出てきたのは美由紀の母親で。


少し気の強そうな目だとか、通った鼻筋だとか。


きっと、美由紀も大人になればこういう顔になるんだろうなと思わせるぐらい、その顔は美由紀の面影を映し出している。



「あの子、今お風呂入ってるんよ。よかったら美由紀の部屋行って待っといたって」


「ん、そうするわ。ありがとう」
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