空色
私達はカフェへ入り、席に座ろうとしたら…

『みく…?それに康也君も…』

『アミ!?池ちゃん!?』

びっくりした。会えたのは嬉しいけどまさかカフェにいるなんて…

『おまえらこんな所にいたのかよー探したんだぜ』

『ワリイワリイ!』

『あ…二人も濡れたんだ。服違うし』

『あー!みくその服!!』

急に池ちゃんが大きい声をだした。

『おい優香周りの人に迷惑だろ』

素早く優君が池ちゃんに注意する。

『だって…みくの服…』

『あたしの服?』

『それBelizeの新作じゃんー!』

Belizeってあの有名なブランドの…?

たしかめっちゃ高かったっけ…

『いーなー。Belizeなんて高くて私買えないのにぃー!!しかも新作!』

池ちゃんがみくのジャケットの袖を引っ張る。

『えぇ?そんなすごいブランドだったの?』

みくが康也君の方に目を向ける。

でも一瞬目が合ったような気がしたしたけれど康也君がすぐ目をそらしたみたい。

みくの顔が赤くなりはじめる。

でもすぐみくか顔を横にふり赤くなった顔を戻した。

みく……?


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