屍都市
シンと静まり返った地下鉄の通路。

思えばここまで、まともな休息をとる事などなかった。

全身に疲労が溜まり、鉛のように体が重い。

精神も肉体も、異常な緊張状態で疲れ切っていた。

特に純と幸羽は、雄大の為に神経をすり減らしている筈だ。

「……」

そんな二人をねぎらう…と言っては偉そうかもしれないが。

理子は誰に言われるともなく、歌を奏で始める。

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