屍都市
雄大の傷口をしっかりと消毒した後、ガーゼを当てて包帯を巻き、処置を済ませる。

傷自体は大した事はない。

やがて痕も残らず綺麗に塞がる。

今は土気色になっている肌も、時間が経つと同時に元通りになっていくだろう。

…疲れ果て、純の膝枕で眠る雄大。

今の所、ゾンビ達が迫ってくる様子はない。

この場で休息をとっても問題はないだろう。

「じ、じゃあ僕が見張りをしています~」

山田が立ち上がって、周囲を警戒する。

純、理子、幸羽の三人は、その言葉に甘えて腰を下ろした。

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