【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
「おーい!あ、いたいた。…って俺、もしかしてお邪魔虫ぃ?」



私達が話しているところにやって来たのは、糞チャラ男の兄貴。



「うん。全力で邪魔。消えてよ優斗。」



「え、酷くね?頼まれたから呼びに来たのに。」



やっぱり兄貴はウザい。これはヤスがイラッとしてもしょうがないと思う。



「…とりあえず、スタッフには適当にごまかしてあげるから、抜け出しちゃえ。」



兄貴はウザいニヤケ顔をそのままに、ヤスに車のキーを投げた。
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