誰よりも愛してくれなきゃ××

目覚めた欲望




―…

――…



教室へと戻る途中



廊下から階段に差し掛かったとこで、上履きの踵を踏んづけて歩いてるせいか、


パコンパコンと床を叩く音が響く






でもそれは




『ひゅーうっ!いいねー!告っちまえよー!』



自分の教室がある階に近付くにつれ、




『永年の想い、ここに成熟かー?』




ノイズに抹消されていく










「あー…、うっせぇ」



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