誰よりも愛してくれなきゃ××



『えー、なんでー?』

『ノリわるぅー!』



階段を昇りきり角を曲がれば

今まで死角だった教室が、顔を出す




少し勢いが冷めた空気を感じながら、思う







『答えに焦って、



無理矢理求めて捻り出しても、意味ねぇだろ』





って。









「…………」



もうちょい、じっくり考えっか




そう俺なりに進む道を決めて、導き出して




―… 真っ直ぐ



んまぁ、ズルズルと、だけど、


マイペースに教室を目指す



< 250 / 388 >

この作品をシェア

pagetop