誰よりも愛してくれなきゃ××

知らないからこその思惑



◆◇ by 胡桃みみ side





「あ〜らら。切られちゃったぁ」



ツー…ツー…と、耳元で鳴り響く電子音。


テーブルに軽く尻を乗せ、足を組んで体重を預けながら、1枚のメモ用紙をピラピラとかざし見ていたあたしは



笑いが込み上げてくる。








だって、だって、



「奏斗くん単純すぎるっしょー!!ふは…っ!ふはは…っ」




絶対あれはココ(心愛)がいなくなったと思って慌てて電話切ったパターンだわ!



「それか、能天気なあたしにキレたか!…ははっ!ありえる…っ!!」



やっば!!おかしい!!

楽しすぎるっしょ!!マジで!




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