改訂版・時間よ、止まれ。





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data:20XX/01/1X 22:43
from:新井優祐
sub :無題

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明日迎えに行くから
仕事終わる時間教えて?


---END---










びっくりしたんだけど、優祐の連絡先は中学校の時から全く変わってなかった。





電話番号も、メールアドレスも……。







本当はいつでも連絡できたんだ。







そう思っただけで、私はすごく嬉しい気持ちになったんだ。










明日、久しぶりに中学校の周りでデートしたいって優祐に言われて、OKしたのは良かったけど……





そうだった、私、仕事があったんだよね。。。







私は慌ててメールに仕事先の住所と定時の時間を書いて送った。






いつも定時に帰れるとは限らないから、1時間ぐらいは遅く見積もっていて……っと。






メールを優祐に送った後、私は窓のカーテンを開けて、夜空を見上げた。





優祐も見てるかな…。





今はほとんど同じところにいるから、同じ空だよね。






今、こうやって優祐ともう一度歩き出せた幸せを、私は噛み締めていた。








私がずっと優祐を想っていて、



優祐もずっと私を想ってくれていて…






長い長い5年間で、お互いずっと気持ちが変わらなかった。






きっとこんな奇跡って、ないよね。










夜空を見上げていると、私の携帯が震えた。





カーテンを閉めて携帯をチェックすると、優祐からの返信メールが届いていた。





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