マリア教会
私はいつも詩織の優しい光を感じているが、夏季の言う通り私も詩織に光を与えているのか。もしそうなら、これほど嬉しく誇らしい事はない。
「だからお願い。ずっと詩織の傍にいてあげて。こう見えて詩織、結構淋しがり屋なんだよ」
「知ってますよ…」
淋しくなって来たからレイを隊員に迎え、今は淋しくなくなったと笑ってくれる。
その言葉が何より嬉しかった。
決して詩織の傍から離れない。どんな事件が起きても、詩織の為に生き抜いてみせよう。詩織の笑顔をずっと見る為に。
「ん…」
詩織が目を覚まし体を起こす。まだ目は眠そうにトロンとしていた。
「あれ?レイ…」
「おはようございます。隊長」
「結構寝てたよ」
夏季と二人で言うと、詩織は頭を掻く。
「起こしてくれればいいのに」
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